
「世界人口は約67億人、1日1ドル未満での生活を余儀なくされている人は約10億人。HIV感染者は3500万人に達しています。世界人口の約10%が住むアフリカには、世界のHIV感染者の60%以上が住んでいるのが現状です。また日本では毎年HIVエイズを巡る社会問題への関心が高まりが求められる一方、先進国で唯一、HIV感染者が増加しています。
こうした現状を目の当たりにして立ち上がったアーティストがいます。彼の名前は、中村照夫。45年前に単身で渡米し、アメリカの音楽シーンの第一線でベース奏者・プロデューサーとして活躍しています。中村照夫は、様々な人種が集まるニューヨークで、人種の枠を超えてジャズを演奏してきた経験、ミュージシャンなどの友人たちがエイズで命を落としていく現状から、差別、偏見、社会問題の解決のために社会的なシステムの枠を超え、個人で社会に目を向け、社会に関わる意欲を持つ必要性に気づきました。そこで「アウェアネス(気がつくこと、知ってとらえること)」の機会として、毎年日本で、アジアやアフリカなど途上国や日本でのエイズの現状に関する専門家の講演とジャズ演奏を行うコンサートを13年連続で開催してきました。
今年7月、山中湖で開催された「マウント・フジ・ミュージック・フェスティバル」ではプロデュースも担当し、エイズ・アウェアネスという趣旨に賛同したミュージシャン30名がニューヨークから来日し、2日間にわたる熱演を繰り広げ、これには世界銀行、国連大学、国際協力機構(JICA)なども特別参加しました。
今回の「中村照夫と仲間たち5~エイズ・アウェアネス・ライブ」では、中村照夫カルテットによるライブ演奏とともに、国際協力に携わる専門家がエイズをはじめグローバルな課題の状況などについてお話しします。また、世界エイズデーの12月1日(火)から12月4日(金)まで、中村照夫のエイズ・アウェアネス活動を紹介する写真・パネル展を、世界銀行情報センター(PIC東京)にて同時開催します。」(世界銀行情報センター)